ぷろだくしょんについて

「京都文化塾ぷろだくしょん」は、学生と社会人が協働で文化創造と発信の場をつくる制作集団です。
個々が持つ五感力・想像力・人間力を礎に、創造する喜びに満ちた「希望」ある未来への懸け橋になることを活動の目的としています。

2008年の春、京都造形芸術大学の教授である寺脇研氏が、長年愛し続けてきた演劇作品「グレイッシュとモモ」を、自主プロデュースして京都で上演することを宣言。それから、教授をサポートする制作チームが京都で生まれました。
毎月東京から劇団と制作が京都を訪れ、その度に京都の町屋に、さまざまな業種の大人たち、さまざまな大学の学生たちが集まります。
寺脇教授の「商業主義に走ったり公費助成に頼ったりせず、私費で上質な芝居を成立させるという試み」へのチャレンジは、“おもろい”ことが大好きないい歳をした大人たちと、“プロの現場”に触れたい学生たちを巻き込んで、実に楽しいプロジェクトとなって行きました。
学部や大学の垣根を越えて参加した学生たちと、京都のさまざまな分野で活躍する大人たちが、緩やかでありながら、かつエキサイティングな制作チームとして動き出した頃、「グレモモ(グレイッシュとモモ)だけで終わらせるのはもったいない」と、誰からともなく言いはじめ、そして生まれたのが「京都文化塾ぷろだくしょん」なのです。
「おもろいことをやりましょう!」を合言葉に、グレモモ京都公演をはじめとして、これからも、さまざまなクリエイティブ事業にチャレンジして行きます。

京都文化塾ぷろだくしょん設立に寄せて~発起人(三重鎮)より

発起人からのごあいさつ

「京都文化塾ぷろだくしょん」には、いろんな人が集まっている。
オジサン、オバサン、若者、学生などなど。京都の人ばかりではない。
そもそもわたし自身、東京に住んでいる。
京都で、文化活動に取り組む試みをするのがこの集団の目的であって、京都人でなければだめだというのではない。
要するに、京都で面白いことしてみようじゃないか! というのである。
いや違った。面白い、じゃなくてオモロイことだった。

【寺脇さん、「オモロイ」いうのはね、「面白い」とは違うんや】
そう教えてくれたのは、亡き河合隼雄先生である。「オモロイ」とは、「面白い」プラス「かっこいい」なんだ、と。
【「あの先生は偉い人やけど、ちょっともオモロないなあ」と言われると、東京の人は、そうだ、俺は真面目なんだ! と思うけど、それはカッコ悪いという意味なんですね】

河合先生がお元気だったら、きっと「京都文化塾ぷろだくしょん」を応援してくださったに違いない。オモロイなあ、と目を細めて。
今の世の中、<希望>という言葉を忘れてしまいそうなくらい縁遠い。
その<希望>を、オモロイことをやっていく中で作っていこうじゃないか。
まずは「グレイッシュとモモ」京都公演だ。次は何にしよう。
次々オモロイことを探していくうちに国民文化祭京都もやってくる。
オモロイことやりたい人、集まれ。

寺脇 研
京都造形芸術大学教授
京都産学地域経営勉強会 塾長


最近、ワクワクするような話題が少ない。
日本をワクワクさせるような大きなことはありませんが、多分、小さなサイズで、人々がワクワクするようなことは、あちこちにあるのでしょう。
普段の生活で、ワクワクすること、楽しいこと、オモロイことはいっぱいある。それを集めて、わかりやすく見せていけば、となりのワクワクに気づかなかった人が「おっ!いいなあ」と目を輝かせるに違いないと思います。
京都文化塾ぷろだくしょんは、そんなワクワク、ドキドキ、オモロイことを繋げていく横糸や縦糸の役割。
中島みゆきさんの「糸」という歌にあるように、織りなす布が「わぁ!すごいやんか!」と言ってもらえると嬉しいなあ。
そういえば、福井県で開催された国民文化祭のテーマ曲が中島みゆきさんの「糸」でした。
京都の国民文化祭は2011年。どこにどんな糸があるのか、発見していくのが楽しみです。 

青柳良明
京都府国民文化祭準備課長
京都産学地域経営勉強会 代表世話役


誰でもふと弱音を吐いてしまうときがあるのでしょう。
さびしいときもつらいときも。
そんなときほど、人生のチャンス、忙しすぎて気付かなかった心を見つめてください。
ゆっくりとまわりを見回せばきっとみつかる大事なものが‥。
「グレイシュとモモ」に散りばめられたメッセージはきっと明日への元気、希望に繋がる、激弾BKYUの皆さんにお会いする度に、そんな私流の確信が強くなってくるのです。
このグレモモ公演プロジェクトが発展して「京都文化塾ぷろだくしょん」に!おもしろいことはみんなでやるのが一番ですね!

高嶋加代子
NPO京都コミュニティ放送・事務局
京都ラジオカフェ株式会社・企画室長